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シングルorダブル

このコラムは、会長松浦正則(創刊当時は副社長)が始め、No.145号からは現在は社長松浦勝俊が引き継いで、日頃思っていることを、率直に、そして大胆に書き綴ったものです。
辛口な社長コラムをぜひご覧ください。

2019年12月号のシングルorダブル

No.1952020年を迎えて

 若い頃、自己を確立する為に親や周りの人達に何かと迷惑を掛けながら育ちましたが、「人って徐々に自分と他人との境界線や距離感について理解が深まり大人になって行くものだな」と歳を取ると分かるようになりました。

 昨年執り行われた即位礼正殿の儀への参列国が国連加盟国より多いとの記事があり、調べてみると、国家の成立要件は「国際法上①領域②国民③主権の3要素を満たすこと」となっています。ある国が別の国を国家として認めるかどうかは、各国個別の判断に委ねられる、つまり各国別の裁量となっているそうです。クイズ番組で「世界の国はいくつ?」の答えは、世界の国毎に微妙に違うということになります。互いに認め合って初めて相手が「国」になるということであり、個人も会社も国家も関係性の作り方は、尊敬と相互承認なんだと改めて理解しました。

 さて、今年はいよいよ東京オリンピック。200ヵ国を超える国が参加します。前回1964年の参加国は94ヵ国でしたから、56年経過し参加国が倍になりました。前回大会は中国も参加していなかったですし、ソ連とユーゴスラビアの2つの連邦が崩壊したことでこの地域だけでも国の数が22ヵ国になりました。多様な民族が地球上の至るところで時に平和裏に、時に戦いを経て相互承認をすることで国の数が増加しています。勿論、選手同士も互いに尊敬し合って観ていて気持ちの良い競技を繰り広げてくれるものと期待しています。

 景気、特に設備投資の方は、年明け時点では今一つパワーを感じません。オリンピックイヤーは、米国大統領選の年でもあり終了後の11月3日に次期大統領が決まります。国際政治も金融も何やらとても不確実性の高い状態のまま2020年を迎えました。誰がリーダーになろうとも、たとえ大国同士と言えども、是非ともお互いに認め合う尊敬と相互承認から生まれるパワーで景気の方の見通しも明るくして貰いたいものです。

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